大人になれば何でも食べられる・・?
みなさん、こんにちは。
ブログ担当(?)ミズシナです。

10月になり、少しずつ秋らしさを感じる季節になりましたね。
秋といえば、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋……
いろいろありますが、食いしん坊の私は「食欲の秋」が真っ先に浮かびます。
ちなみに、私が好きな秋の味覚は「銀杏」です。
あの独特の香りと食感が、なんだか秋を感じさせてくれる気がします。

そんな食欲の秋に、ふと思い出したことがあります。
みなさんは子どものころ、こんなことを思ったことはありませんか。
「大人になったら、毎日アイスを食べたい」
「好きなお菓子を好きなだけ買いたい」
「好きなものを好きなだけ食べたい」
子どものころの自分にとって、
大人というのはとても自由な存在に見えていました。
誰にも怒られることなく、好きなものを買うことができる。
好きな時間に、好きなものを食べられる。
冷凍庫にアイスをたくさん入れておくことだってできる。
「大人になれば、何でも食べられる」そんなふうに思っていました。

そして実際に大人になると、たしかに食べられるようになります。
自分でお金を払えば、アイスもケーキも買えます。
1つではなく、食べようと思えば2つも3つも買うことができます。
夜遅くにラーメンを食べることだってできます。
でも、ここで一つ問題が出てきます。
胃がもたれてしまうのです。

「好きなものを好きなだけ食べられるはずだったのに」
そんなふうに思うことがあります。
そして年齢を重ねると、さらに食べられる量は少しずつ変わっていきます。
ご高齢の方とお話ししていても、
「昔はもっと食べられたんだけどね」
「最近は少しでお腹いっぱいになる」
「脂っこいものは、もうあまり食べられない」
そんな声を聞くことがあります。
そこまで量が多くない配食弁当を2回に分けて召し上がられる方もいらっしゃいます。

それはきっと、好きなものが嫌いになったわけではなく、
体が受け止められる量が、少しずつ変わっていくのだと思います。
そう考えると、好きなものを好きなだけ食べられる時期というのは、
人生の中で意外と短いのかもしれません。
子どものころは、食べたい気持ちはあっても、自由には食べられない。
大人になると、自由には食べられるけれど、体が少しずつついてこなくなる。
高齢になると、さらに食べられる量や内容に気をつけることが増えていく。
なんだか少し切ないですね。

しかし、だからこそ「食べられる」ということは、
当たり前のようで実はとてもありがたいことなのだと感じます。
好きなものをおいしく食べられること。誰かと一緒に食卓を囲めること。
それは、思っている以上に幸せな時間なのかもしれません。

年齢を重ねるなかで、食べる量が少なくなったり、
以前のように食べることが難しくなったりすることもあります。
だからこそ、たくさん食べることだけではなく、
その方に合った量や形で、食事の時間を楽しめることが大切なのだと思います。
「何でも食べられるうちに、おいしく食べる時間を大切にする」
そして、食べられる量や形が変わっても、食事の中にある小さな楽しみを大切にする。
本当はそれこそが大事なのかもしれません。

昔のミキサー食やペースト食は、
「何の料理かわかりにくい」「全部同じように見える」といった課題がありました。
これでは、食べる意欲もなかなか湧きにくいですよね。

しかし、時代が進んだ今では、
ソフト食やムース食、形成食のように、やわらかく食べやすくしながらも、
料理の形や色合いをできるだけ残す工夫がされています。

おいしそうですね。技術の進歩はすごいです。
「安全なら見た目は仕方ない」から、
「安全に配慮しながら、食欲や食べる楽しみも大切にする」へ
食事のあり方も少しずつ変わってきているのだと思います。
食べたいものを食べられる量で、無理なく、楽しく、おいしく。
この秋も自分にとっての小さな楽しみを見つけながら、
食欲の秋を味わっていきましょう!
