熱中症対策
みなさんこんにちは!
今年の7月は梅雨時期にしてはあまり雨が降らず、
涼しい日が続いていましたが、
8月になった途端、猛暑日が続いていますね。
皆様、いかがお過ごしでしょうか!?
さて、今月もご高齢者様の集まりに参加させていただき、
毎年することになるであろう熱中症対策についてお話をしています。
その内容は、以下の5つのポイントです。
①「高齢者はエアコンを」
これはご高齢者様だけにあてはまらない気もしますが、
ご高齢者でエアコンや扇風機が苦手という方は非常に多く、
7月末の訪問時、とても暑い時期に空調を付けていないご自宅もありました。
風が直接当たるのが嫌という理由でつけない方もいらっしゃるのですが、
それは風の向きをリモコンで変えてしまえば解決できるのです。
しかしながらリモコンの操作がわからず、諦めるケースが多々ありました。
リモコンを見ると、風向調整と書いたボタン ↑ ↓ で調整できます!
②「暑くなる日は要注意」
これはいわずもがななのですが、
2014年家電メーカーのダイキンが行った調査では、
東京に住む外国人100名(中国、インド、アメリカ、トルコ等)のうち、
88%が自国よりも暑いと回答したそうです。
日本からするとインドといえば暑い国の象徴ですが、
その国の方からすると日本の方が暑く感じるとの意見も出ていました。
理由としては「湿度が高い」が1位でした。
他、「地面がアスファルトやコンクリートで覆われていて土が少ない」
「建物が多くて、風が吹かない」「夜でも気温が下がりにくい」等
ヒートアイランド現象の特徴ともいえる回答がありました。
日本は暑い国なんですね!
③「水分はこまめに補給」
この話をすると、またか…わかってますよ!
と反応が返ってきそうですが、ご説明させてください。
このチラシにも映っているように、
対策となるのはスポーツ飲料です。
ご存じの方も多いと思いますが、
熱中症には塩分やミネラルが必要なのです。
私たちは汗をかくことで体温の上がりすぎを防ぎます。
そして汗に含まれるのは
①水分 ②塩分 ③ミネラルです。
塩分やミネラルが減った状態の体にお水を補給すると、
体内の塩分とミネラルの割合が低くなってしまい、
痙攣等の熱中症の症状に繋がりかねないのです。
だからこそ、水を摂っていれば大丈夫♡
という誤った認識はやめましょう!
話は逸れますが、日本人の塩分摂取量についてご説明します。
厚生労働省によって定められている「日本人の食事摂取基準」では、
食塩摂取量1日あたりの目標は
男性:8g未満 女性:7g未満です。
一方、日本人の食塩摂取量の平均は平成29年国民健康・栄養調査によると、
平均値9.9gと、目標値を大きく上回っていました(なんと…)
つまり、日常生活を営むうえでの塩分補給は
普段召し上がる食事のみで十分ということです。(むしろ減塩を!)
熱中症対策といって、塩分を意識的にとるのはやめましょう!
④「おかしいと思ったら病院へ」
熱中症は症例によっては急速に進行して重症化します。
自力で水分の摂取ができないときには、塩分を含めて点滴で補う必要があるため、
緊急で医療機関に搬送することが最優先の対処方法です。
もし救急車を呼ぶかどうか悩まれる症状の場合には、
埼玉県救急電話相談という、
現在国が普及を進めている共通ダイヤルが存在します。
「♯(シャープ)7119」です。
※電話料金が発生します。
相談時間は24時間365日で救急相談センターに繋がれて、
看護師と相談することができます。
これは救急車を呼ぶべきか、
病院にかかるべきかどうかを相談できる窓口として開設されているため、
健康相談やお薬のこと等はご相談できませんが、
いつでも医療機関へ繋がる1つの判断材料として活用してみてください☆
⑤「周りの方にも気配りを」
先月からひいらぎの里で、
ノルディックの自主化グループが立ち上がりました。
8月がこの気温なので、殆ど歩きませんが、
お互いに声をかけながら水分補給をしたり、
塩分強めの飴のあげっこしたりしていました。
水分を補給するタイミングを自分一人では決めずに、
周りからの声掛けでもう1口飲むということをしていれば、
なお熱中症対策になると思います。
ちなみに水分補給のことばかりお話ししましたが、
飲まずとも、身体を冷やす効果的な方法があるのでご紹介します。
以下の写真は、
「車イスにゃにゃのにゃんのその絵日記」さんの許可を頂き、
使用させていただきました。
とてもわかりやすい絵で参考にさせていただきました。ありがとうございました☆
ブログURL:http://kurumaisunyanya.livedoor.blog/archives/19290773.html
熱中症対策には、
ずばり
「冷たいペットボトルを手で握る」
のが効果的だそうです。
まず手のひらには、
AVAという体温調節をする血管が繋がっている場所が存在します。
通常AVAは閉じていますが、
体温が上昇するとAVAが開き、血液を運びはじめます。
つまりAVAが開いているときに、
冷たい水を握ることで血液を冷やし、
その血液の循環を利用して内臓(体)を冷やすという理屈ですね!
しかしながら!!!!!
冷え過ぎたものを握ってしまうと、AVAは閉じてしまうのです…
なんてこと…
凍らせたペットボトルや保冷剤を握っても効果がないのですね。
推奨されているのは15℃だそうで、
常温の水(350~500ml)を冷蔵庫で20分くらい冷やした温度です。
水分補給をしましょう!という声掛けは、
もう言う方も聞く方も飽き飽きしていると思うので、
今年はこの説明に尽力したいと思います!
最後に、僕が個人的に気になる商品をご紹介します。
ずばり!
「睡眠用うどん」です!!!!
!?
この時代、本当にいろんな商品が出ています。
新鮮な気持ちで以下をご覧ください。
現在お届けが1か月ではなく、3ヶ月待ちのようです。
睡眠用うどんとは、タテ麺と称した細長いクッション8本と、
並べたタテ麺の両端を固定するヨコ麺から構成される画期的な寝具です。
取り外しは簡単に可能で、自宅の洗濯機でも洗えます。
商品ページが公開されると、8時間で500枚が完売したとのことです。
「ふとんじゃなくてうどんでいい」
というキャッチフレーズで記されていました。
このうどん、見た目だけじゃなく機能性もしっかり有しています。
上の写真のようなそのままうどんをかける
「かけうどんモード」
うどんの隙間から足と手を出す
「抱きまくらモード」も。
暑いと感じればタテ麺の間から手足をだし、
寒ければ麺を閉じる等の温度調節が可能です。
自由に熱放散が可能なんて、本当に画期的ですね。
「睡眠用布団」と枕アタッチメント、
春夏用レース、乱れ防止用帯が付いて1万6800円(税別)。
送料は全国一律950円で、
現在第2期生産分受付中。今年9月上旬発送予定だそうです。
興味があるので、1つ買ってみようかと思います!
それでは、今日はここまで。
お読みいただき、ありがとうございました。